当店のQ&Aコーナーに書かれていないことで、よくお客様から問い合わせがあるのが
「スペシャルティーコーヒーって何?」
という質問です。そこで今回のブログでは「スペシャルティーコーヒーとは?」ということをテーマに、スペシャルティーコーヒーの定義や特徴などをわかりやすく解説していきたいと思います。
スペシャルティーコーヒーの定義
スペシャルティーコーヒーとは簡単にいうと「美味しいコーヒーと認定されているコーヒーのこと」です。スペシャルティーコーヒーには以下のような定義があります。
● 消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
● 風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
● カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
引用元:日本スペシャルティーコーヒー協会HP:スペシャルティーコーヒーの定義より一部抜粋
http://scaj.org/about/specialty-coffee
つまり、スペシャルティーコーヒーとは
● 素晴らしい美味しさ
● 風味が特徴的
● 酸味と甘さのバランスが絶妙
● 完成品に至るまでの工程がすべて徹底して管理されている
コーヒーのことを指すのです。
日本スペシャルティーコーヒー協会が厳しい基準で評価しているもの
スペシャルティーコーヒーとして販売するためには、日本スペシャルティーコーヒー協会、通称「SCAJ」が評価していなければなりません。日本スペシャルティーコーヒー協会とは、スペシャルティーコーヒーを飲む人と作る人の認識を高め、理解を深めてもらうことを基本構想にしている協会です。
『SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION OF JAPAN』の頭文字をとっているのがSCAJです。JAPANということは、日本以外にもスペシャルティーコーヒー協会があることを意味しています。
● アメリカは『SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION OF AMERICA』→通称SCAA
● ヨーロッパは『SPECIALTY COFFEE ASSOCIATION OF EUROPE』→通称SCAE
というように各地域ごとに協会があるのです。スペシャルティーコーヒーを販売するためには、世界基準のチェックをクリアしなくてはなりません。SCAJが認定したコーヒーのみがスペシャルティーコーヒーを名乗れるのです。
スペシャルティーコーヒーとして認定されるためのチェック項目
スペシャルティーコーヒーとして認定されるためには、主に次の7つのチェック項目をクリアしていなければなりません。
1. カップ・クォリティのきれいさ
2. 甘さ
3. 酸味の特徴評価
4. 口に含んだ質感
5. 風味特製・風味のプロフィール
6. 後味の印象度
7. バランス
この7つのチェックに合格したコーヒーだけが「スペシャルティーコーヒー」として販売できるのです。